ベテラン社員 掃除のこだわり・思い出

◇ベテランのリフォーム営業マンSくん
入社1年目の頃、ある物件を販売していて、マンション10戸と一戸建て5戸の掃除が朝の日課でした。
「うちの会社は掃除を徹底してやるのだ!」と教えられていたので、同期と昼12時までは掃除をしていました。(夏は地獄だった・・・)
また、ある店舗で働いていた頃、正面玄関の外壁が汚くなってきたので、高圧洗浄機を購入し、営業終了後、夜中12時から作業をしました。(徹底にもほどがあるような・・・)

◇ベテラン営業マンAくん
実は特に掃除のこだわりはないです。入社して15年以上も、毎朝掃除を続けてきて、朝は掃除をするのが当たり前の習慣になっています。
たとえば、店舗の掃除でも、通常は各自分担が決まっていますが、仮に水曜日(定休日)に一人で出社している場合でも、「一人だから、ここができなくても仕方がない」という感覚に違和感を覚えます。
いつもなら他の人がやる箇所でも、やらないと気が済まないです。たとえ、1時間近くかかろうが全部やります。
ある新築の分譲マンションの販売センターでは、私一人のときが多く、接客ホール、モデルルーム、外廻りの水やりまで含めるとお昼近くまでかかりましたが、それでもそれをやらないと事業主やお客様に申し訳ないと思ってやっていました。

◇営業マンTくん
ある100戸以上もある新築戸建の販売現場で、接客テーブルは全てガラステーブルになっているため、きれいに磨き上げるのは大変です。
しかし、拭きムラなどがあるとせっかくのガラステーブルの良い雰囲気が台無しになります。拭きムラがでないように、各席の目線からムラがないか、光が当たる方向、当たらない方向から確認していきます。
逆に言えば、こうしないと誰が見てもきれいと言われる状態ではないから当たり前です。
掃除は、店舗内を当たり前にきれいにしたいからというのももちろんありますが、「自分の会社のプライド」として、こだわってやっている部分がほとんどです。
気付かない人が多いかもしれませんが、気付く人にはわかってもらえて、「やっぱりこの会社は違うね」と言ってもらえるときが一番うれしいです。

◇リフォーム営業マンSTくん
1年目の半ば頃の話。当時の上司だったM次長が、10人ほどの営業マンが並ぶ営業所の朝礼でこんな話を。
「朝の掃除を見ていて、俺とMさん(当時2年目の営業事務)と同じくらい一生懸命掃除をしてんのはSTくんだけや。今は全然数字は成績は振るわないが、掃除を一生懸命にする順番に成績なんて上がっていくもんや。お前ら全員今に抜かれんぞ!」と。
なぜ掃除をするのか。掃除を通じて何を学ぶのか。凡事を通じて人を育てるという環境で仕事ができていたのは、とてもうちの会社らしいことだったと思います。
また、今は私も含め、そんな環境を作れていないと反省もさせられる思い出でもあります。

◇営業マンYくん
私のこだわりは、見える所はきれいで当たり前、通常は目の届きにくいところをきれいにすることです。
たとえば、自動ドアの敷居、外部ディスプレイの裏側など、「お客様の目は届きにくいが、気にすれば目に入るところ」を毎日場所を変えて掃除しています。
逆の立場で自分がサービスを受けるとき、きれいに掃除されている店舗でも机や棚の裏側に埃がたまっていると、「まぁ所詮こんなもんやな」と感じてしまいますが、自分の会社においてはお客様からそうは思われたくないと思います。
改めて掃除一つとってもお客様を感動させることができると思いますので、そういった意識で取り組みたいと思います。